蜂の子とイナゴは何が違うの?

蜂の子とイナゴは、どちらも栄養価が高く、日本では昔から佃煮などにして食べられていた昆虫です。
これらは含まれている栄養成分に違いがあるため、違った用途で摂取されています。

イナゴにはミネラルが豊富に含まれている

蜂の子もイナゴは、どちらもミネラルやビタミンが高い水準で含まれておりますが、特にイナゴには、蜂の子以上に多くのミネラルが含まれています。
イナゴに含まれているミネラルは、一食で推奨されている目安量を超えてしまうほどの量です。
ミネラルは、健康的な体を維持するためには欠かせない成分です。
ですからイナゴは、ミネラルの不足を防ぎ、健康維持をサポートしてくれる頼もしい食材ともいえます。

さらに、イナゴはタンパク質が多くて脂質が少ないため、ダイエット中やトレーニング中の栄養補給としても適しています。
また、ビタミンEも目安量を超えるほど多く含まれています。
ビタミンEには、ガンといった病気や老化の原因となる活性酸素を除去する「抗酸化作用」があります。
この作用は、細胞の酸化を防ぎ、動脈硬化や脳梗塞など様々な病気の予防に役立ちます。
それだけでなく、しみの予防など美容面にも効果が期待できます。

蜂の子には必須アミノ酸が豊富に含まれている。

蜂の子には、体内で合成することができない必須アミノ酸が9種類、非必須アミノ酸が10種類含まれています。
人の体を構成するアミノ酸には20種類ですから、蜂の子にはアミノ酸のほとんどが含まれています。
特に、食事から摂取する必要がある必須アミノ酸である9種類は、蜂の子を食べることで全てを摂取することができます。

蜂の子には、アミノ酸やタンパク質だけでなくビタミンB3(ナイアシン)も含まれています。
このビタミンB3は、体内でエネルギーを作るときに必要な栄養素です。
ですから、ビタミンB3やアミノ酸を多く含んでいる蜂の子は、疲労の回復やエネルギーを高める効果に期待できる食品です。

まとめ

蜂の子とイナゴは、どちらも古くからタンパク源として食されてきました。
しかし、それぞれには含まれている栄養素に違いがあります。

イナゴにはミネラルが豊富に含まれているため、風邪の予防や健康の維持に役立ちます。
これに対して蜂の子は、アミノ酸が多く含まれているため、エネルギーを高めたり体力を回復したりする効果に期待できます。

このように蜂の子とイナゴは、どちらも栄養価が高いですが突出した栄養素が違うため、目的に合わせて摂取すると良いでしょう。
蜂の子とイナゴは見た目が虫そのものですので、食べることに抵抗を感じる方にはサプリメントがお勧めです。

サプリメントは蜂の子だけでなく、イナゴの成分が配合されているものも存在します。
サプリメントには、蜂の子やイナゴに含まれている栄養素が凝縮しているため、毎日効率よく摂取することができます。
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