蜂の子初心者にもお勧め!蜂の子の五平餅
蜂の子の五平餅とはどんな料理?
蜂の幼虫やサナギを指す蜂の子を使った料理の中でも、蜂の子に食べ慣れていない方にお勧めな料理が「蜂の子の五平餅」です。五平餅とは、長野県や岐阜県、愛知県や富山県などの山間部の郷土料理で、場所や家庭によって様々な味や形となっています。
五平餅は、名前の中に「餅」という文字が入っていますが、材料には餅ではなく「うるち米(炊いたご飯)」が使用されます。
蜂の子の五平餅とは、この五平餅のたれとして、みそなどの調味料と細かくした蜂の子を混ぜ合わせて作られたものです。
たれに蜂の子を使うことで、香ばしい香りとコクのある味を楽しめます。
また、たれを作る際は、蜂の子をすりつぶして調味料と混ぜるため、蜂の子の見た目に抵抗がある方や蜂の子を食べ慣れていない方も、無理なく美味しく食べることができます。
蜂の子の五平餅はどこで食べられる?
蜂の子の五平餅は、岐阜県や愛知県で行われる「ヘボ祭り」や、岐阜にあるレストランなどで食べることができます。様々な蜂の子の五平餅を食べ比べ、好みのものを見つけてみるのも良いでしょう。
新城ヘボサミット
愛知県新城市で行われる「新城ヘボサミット」では、自分で育てた蜂の巣の大きさや重量を競う「ヘボコンテスト」が行われます。この「ヘボ」とは、クロスズメバチのことを指します。
このイベントでは、蜂の子の五平餅やヘボ飯の販売も行われ、遠方からもヘボ好きが集まります。
くしはらヘボまつり
くしはらヘボ祭りは、岐阜県恵那市で行われるイベントで、ヘボの巣の重量を競う「ヘボの巣コンテスト」や、ヘボ五平餅をはじめ様々なヘボ料理を楽しむことができます。大人気のヘボ五平餅は、毎年長蛇の列ができて午前中に完売することもあります。
このため、くしはらヘボ祭りでヘボ五平餅を食べるためには、なるべく早めに会場に行くようにしましょう。
蜂の子の五平餅を家で作ってみよう
蜂の子の五平餅は、イベントやお店だけでなく、自宅で作って食べることもできます。家では、余ったご飯などで簡単に作ることができます。
また、みそやしょうゆなど好みの調味料をベースとしたたれを作って楽しめます。
ゴマやショウガなど、中に入れる素材によって味わいも変化します。
材料(4人分)
米 | 3合 |
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蜂の子 | 適量 |
味噌 | 大さじ2 |
しょうゆ | 大さじ1 |
きび砂糖 | 大さじ7 |
酒 | 大さじ2 |
1) 洗ったお米とやや多めの水を炊飯器に入れ、約30分程度おいてから炊きます。
2) 割りばし(8本)を短く切り、水で濡らします。
3) すりこ木を水で濡らします。
そこへ炊いたご飯を入れて、半つぶしになる程度に突きます。
4) 手を濡らして半つぶしにしたごはんを8等分にします。
割りばしにくっつけて平らな楕円型にします。
5) 蜂の子を、すりこ木やフードプロセッサーなどを使用して細かくします。
細かくした蜂の子と味噌、しょうゆ、きび砂糖、酒を混ぜてたれを作ります。
市販されている蜂の子の佃煮を使う場合は、味付けがされているため調味料を少なめに調節しましょう。
6) 3)の割りばしの部分をアルミ箔で包みます。
それをオーブンシートをひいた天板の上に並べ、高温のオーブンで焼きます。
表と裏をそれぞれ5分程度ずつ焼き、4)で作ったたれを焼いて再度焼きます。
焼き色がついたら完成です。